乾燥はお肌の大敵!
寒さも本番にさしかかるこの季節。この時期は、お肌の乾燥もピークに達します。お肌にとって最悪の環境です。「徹底した保湿ケア」で、お肌にたっぷりうるおいを与えて、乾燥からお肌を守りましょう。
顆粒層が大事
顆粒層という言葉を聞いたことがありますか?化粧品を購入するときに「角質層」や「基底層」という言葉はよく見聞きしますが、「顆粒層」に ついてはよく知らない方が多いと思います。 顆粒層は、表皮角質層の下にある層のことです。うるおいやバリア機能を保つ角質層の下に位置する「顆粒層」について学んでいきましょう。
顆粒層は角質層へ移行する準備段階の層になります。そのため顆粒層の細胞がしっかりと働くことで、角質層のバリア機能を整えることができます。 角質層は肌を守るという大切な役割があります。バリア機能が整った肌は、うるおいを保持しやすくキメが整った肌と言えます。 顆粒層は、美しい肌を維持するために重要な層であると言えます。
表皮は上から、角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層から作られています。
バリア機能を高める
肌にはもともとうるおいを保つ3つのバリア機能が備わっています。それは、「天然保湿因子(NMF)」 「細胞間脂質」 「皮脂膜」の3つの要素です。この3つの要素はそれぞれ角層の中での役割が異なり、どれも欠かせません。
肌の水分と油分のバランスが重要です。乾燥によって水分不足になると、バリア機能が低下して肌荒れをまねくだけでなく、乾燥やシワの原因の一つにもなります。毎日の保湿ケアが大切になります。
入浴後は、肌に潤いがあるため潤いを逃さないように、エッセンス、ローション、クリームで保湿とお肌に栄養を取り入れましょう。 熱すぎるお湯は乾燥する原因になるので、32℃〜34℃のぬるま湯に設定するように心掛けましょう。
空気が乾燥しやすい秋・冬はカサカサ肌になりやすい季節。 リビングや寝室に加湿器を置くなどして、適度な湿度を保つようにしましょう。また、エアコンの吹き出し口やストーブの近くは、肌の水分が奪われやすいので要注意。 なるべく離れるように、レイアウトを工夫してみましょう。